すけくんのすきなもの
「外食」がだいすきなすけ。
知らない店にお出掛けして食べるという、その非日常のわくわく感がいいようだ。
年末にはダンナの実家で法事があった。
その後は和食料理屋で会食の予定。
家で坊さんが読経している間、すけはかなり退屈そうであったが、「これ終わったらレストランだよ、おとなしくしてな」と言ったらば、にっこり笑ってじっとしていた(ミイはずっと昼寝)。
和食屋へ。
大人はコース料理、すけとミイはお子様用ゴーカ定食。
豪華お子様定食は、長さ20センチはあろうかというどてかい海老フライがメインディッシュ。皿の真ん中にどーんと鎮座している。傍らにはふっくらしたタルタルソース。サイドディッシュには、ミニハンバーグ、サラダや茶碗蒸し、赤だし……。大人の目にもとてもおいしそうな定食だ。
すけは「わあ~~!!」と叫んで目を輝かせている。「かあちゃん、これみて!」コーフン。お経、我慢した甲斐あったね。大人たちもほほえましく見守っている。
コーフンが一段落し、みんなで「いただきます」。
すけ、なかなか箸を付けようとしない。
にこにこして私にそっと耳打ちした。
「じつは、にがてなものがあるんだよ」
なんだ、嫌いなものが入っていたから躊躇していたのか。なに?とやさしく聞く。
「えびふらい」
ええ~っ?!め、メイン?!
「それとねえ、ハンバーグもにがてかな」
食べるモンないじゃん!!
それでも嬉しそうなすけ。食べれようが食べれまいが、この賑やかな感じがいいようだ。すきにしてくれい。
幸い、定食には寿司4貫も付いていて、すけはマグロとタマゴは無事に食べられたのでした。
傍らのミイ。
ハンバーグわしづかみ。すけの分もいただき。
…やっぱり海老フライは食べなかったけど(肉じゃないから)。2匹の海老フライは、「お前たちちゃんと食べないとダメだろ」と嬉しそうに言うダンナの腹の中に収まりました。
帰り際、すけはまた笑顔で言うのでした。
「かーちゃん、たのしかったね。レストラン、またいこうね」
もう少しいろいろ食べられるようになったら、ね。







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